舌喰池の土手に咲く~春の草花 その5

2019年4月18日

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タンポポもあちこちに沢山咲いていますが、これからどんどん咲いて

一面タンポポ色に染まります。

タンポポの黄色は、元気が出る色ですね。

調べてみると、タンポポは鼓を意味するもので、江戸時代にはタンポポはツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたことから、転じて植物もタンポポと呼ばれるようになったとするのが通説であるが、とのことです。
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大きく分けると古来から日本に生育していた在来種のタンポポと、近世に海外から持ち込まれた外来種のセイヨウタンポポがありますが・・・

見分け方としては、花びら部分の下の総苞片というところが、反り返っているのがセイヨウタンポポで、反り返っていないのが昔から日本にあるタンポポです。


大きくタンポポを写してみました。
このタンポポは、セイヨウタンポポですね。

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「セイヨウタンポポが日本古来のタンポポを駆逐してしまった」というようなことがよくいわれますが、これは正確には誤りのようですよ。

専門家の記述によれば、セイヨウタンポポは在来種よりも生育可能場所が多く、かつ繁殖力が高いが、その反面で多くの在来種よりも低温に弱く、初春から初夏にかけての寒暖差が激しい条件下では生育できない場合も多い。

セイヨウタンポポの個体数が多いために、相対的に在来種の割合が減っただけで、
在来種も一定の個数で存在している、とのことです。


♪~花言葉~♪ ・・・「真心の愛」 ・「愛の神託」(古くヨーロッパでは、タンポポの綿毛で恋占いをしていたことからきているそうですよ) ・「別離」