この地域には、数多くの民話が伝えられています。

松谷みよ子の「龍の子太郎」も、小泉氏の起源神話「小泉小太郎」が基になっています。

大型プロジェクターによる民話の語り ここ塩田の里交流館では、塩田平民話研究所制作DVDを大型プロジェクターによる民話の語りが体感出来ます。ぜひ一度ご覧下さい。

「砂原峠の夫婦岩」「国分寺の鐘」「瀧水寺の馬石」「甲田池の河童」「霊泉寺の不開の門」「枝垂れ榎」「大日堂のくも」「でえらぼっちと後家さん」など30話

※希望に「語り」の実演もできますのでご相談下さい(要予約)。

パネルの展示

その他、「塩田の里交流館」語りの間では、民話をパネルで数多く紹介しています。

岳の幟

「岳の幟」の様子 別所温泉地区に伝わる雨乞い行事です。塩田地方は、昔から水不足で大変悩まされていました。言い伝えによると、永正年間(今から500年位前)に大干ばつがあって、村人は村にそびえたつ夫神岳の山の神様に雨乞いの祈願をしたところ、恵みの雨が降り作物がよみがえりました。それ以来夫神岳山頂に祠を建て九頭竜神をまつり、毎年各家で織った布を奉納し、感謝と祈願をしたのが始まりとされています。

祭りは、別所温泉の四地区が交替で反物と竹竿をかついで夫神岳山頂にのぼり、九頭竜神様に布とお神酒を供え、里中の安全と五穀豊穣を祈ります。それから竹竿に布をつけ、これを押し立てて里に下り、待っている迎えの人々に幟を渡します。それに三頭獅子と、子供たちのささら踊りが加わって行列をつくり、別所温泉地区内を舞いながら一回りをして、別所神社で神前に捧げて終わりです。

この幟の布で着物を作って着ると、年中無病で過ごす事が出来ると言われています。

こちらから民話のPDFをご覧いただけます。

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