かみゆき・・・上雪・・・長野県だけ

2020年3月16日

一昨日も霙(みぞれ)から雪になり、少し積もりましたが、
今日も10時くらいから雪が降り始め、一時は吹雪の様な雪となり舌喰池の向こう側が見えなくなるほどでした。

とっこ館の玄関脇にあるサンシュウの木も、黄色の花が満開ですが、あっというまに雪化粧です。

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この時期に振る、水分を含んだ重たいべチャッとした雪のことを、このあたりの人たちは、【かみゆき・・・上雪】と云いますが、この言い方は・・・

長野県だけのよう、信州人の言い方みたいですね。


調べてみると・・・冬の終わりごろ、中南信及び佐久地方を中心に振る雪と書いていますが、この上田もその中に入るみたいですね。

日本の南岸に沿って「南岸低気圧」が進む時に・・・この(かみゆき・・上雪)が降るとのこと。

それに対して、【下雪】というのがあり、長野より北の北信や白馬あたりでまとまって振る雪とありましたが・・・

【上雪】の(かみ)、【下雪】の(しも)については、諸説があって、昔は都に近い方・・・昔ですので京都ですね・・・を【上】、遠い方を【下】と云った為という説があるそうですよ。

しかし、長野県方言辞典では、【上雪】については、記されていますが、【下雪】については記されていないそうです。